産婦人科看護師の求人をインターネットで検索すると、他の診療科と同じようにいくつかの求人がヒットします。ただし、総合病院よりも小規模なクリニックの求人が多い傾向にあります。規模の大きい病院では産婦人科のみに特化して求人を探すのは難しい状況です。そのため、病院勤務を希望する場合は応募前に直接確認し、産婦人科に配属してもらえるかどうかを確認した方がいいでしょう。
求人数そのものについては、特殊な診療科ということもあり、やや少ない傾向にあります。産婦人科で求められるスキルは他の診療科で応用しづらく転職しにくいため、多くの看護師が産婦人科のみで転職を繰り返しています。また、地域によって年収や条件が異なるため、細かい部分にも注目しながら求人を探す必要があるでしょう。特に注目すべきなのが「取扱分娩数」「ハイリスク・ローリスク妊婦数とその割合」「分娩のスタイル」「2交代制か3交代制か」「夜勤時の体制」「オンコール体制」「教育体制」「助産師と看護師の割合」「手当の有無」です。
看護師全体の求人数の中で、産婦人科の求人の割合は3%ほどといわれています。そのため、自力で希望に合う求人を探すのは困難です。「ハローワーク」「eナースセンター」「知人からの紹介」「求人サイト」など求人を探す方法はいくつかありますが、その中でもおすすめなのはインターネットを活用した方法です。求人サイトを活用すれば短時間に複数の求人を探せるだけでなく、病院のホームページなどの必要な情報もまとめられているため非常に便利です。また、ハローワークと求人サイトを併用するといった方法もあるでしょう。
求人を探す方法として最も効率的なのは、看護師の求人を専門に扱っている転職サイトの利用です。会員登録をすることで専任の担当者が転職に関する様々なサポートを提供してくれます。自分では確認できない事項に関しても、リクエストすれば可能な限り教えてくれるのでミスマッチが起こりません。また、現職が忙しくて転職活動の時間が取れない人にもおすすめです。面接日程の調整など、時間のかかる面倒な作業を代行してくれます。
これらのサービスは全て無料で受けられます。これは、転職が決まった際に採用側が転職サイト側に成功報酬を支払う仕組みで運営されているためです。転職サイトごとに得意としているエリアやサポート内容が異なるので、自分に合った転職サイトを見つけて登録しましょう。