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産婦人科看護師のキャリアについて

命の最前線 – 産婦人科看護師

キャリアプランについて

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小児科に転身

産科で働き、間接的な分娩介助や出生後の小児ケアに携わった後、小児科に転身する看護師が多いようです。産科で経験を積むことで母親の心身の状態について見識が深くなるため、小児科でコミュニケーションを取る際にも役立ちます。実際に小児科へ転職した看護師の声を以下に紹介します。
「産科で看護師として働いていく中で、直接的にはお産に携われないことに葛藤を感じていました。そのうち、出生後の母子ケアにやりがいを感じるようになりました。そして、小さい子どものケアを中心とした業務に携わりたいと考えるようになり、小児科へ転職することを決意しました。」

手術室看護師に転身

婦人科病棟で周術期患者のケアに携わった経験を活かし、手術室に転身する看護師も少なくありません。実際に手術室に転属した看護師の声を以下に紹介します。
「元々勤務していた病棟では周術期の患者がほとんどで、毎日オペ出しとオペ迎えを行っていました。手術室看護師が術前訪問に訪れるたび、自分も手術室看護師に憧れるようになっていき、手術室への転属を希望することにしました。術前のオリエンテーションの際に、病棟で患者のケアに携わっていた経験が役立っていると感じます。」

助産師を目指すケース

産科で分娩に携わることで助産師に憧れを抱くようになり、資格取得を目指す人も多いです。しかし、現役看護師が助産師になるためには養成機関に通う必要があります。常勤で働いている看護師が、助産師学校に通うことができるのか不安に思う人もいるかと思います。助産師学校の授業は日中に行われ、授業以外にも課題やグループワークが課されます。また、病院や助産所での実習も必要で、様々な実務を現場で学ばなければなりません。特に正常分娩の介助における実習はオンコール制なので、いつ呼び出しがかかるか予想ができません。分娩介助の実習は正常分娩を10例ほど経験しなければなりませんが、お産のタイミングはその時々なので予定通りにいかないこともあります。なお、通信講座では助産師資格は取得できません。
このように、常勤として働きながら助産師資格を取得するのは非常に困難です。現役看護師が助産師を目指すのであれば、今の仕事を休むか辞めるかして、学業に専念する必要があるでしょう。そこで注目したいのが、職場に設けられている支援制度です。もし進学休職制度があるなら、進学のために一定期間休職することができます。また、助産師学校への進学を出張扱いとし、給与を得ながら資格取得を目指せる職場もあります。今から助産師を目指すのであれば、支援制度が設けられている職場に転職するという手もあるでしょう。

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